2014年11月5日水曜日

沖縄県知事選

 名護市辺野古への米軍新基地建設の是非が最大の争点となっている沖縄県知事選がたたかわれています。11月16日投票です。

 新基地建設断固反対、米海兵隊普天間基地(同県宜野湾市)の閉鎖・撤去、オスプレイ配備撤回を掲げ、沖縄の経済界、保守勢力から日本共産党までが支援する翁長(オナガ)雄志・前那覇市長(64)と、自民党が推し、新基地建設をすすめる現職の仲井真弘多氏(75)との事実上の一騎打ちといわれています。

 私の前の職場である東神戸病院をはじめ民医連からも、多くの人たちがオナガさん勝利のために現地に応援に行っています。
 私も、絶対に勝ってほしいと強く、強く思っています。

 長年に渡って日米両政府が辺野古への新基地建設を沖縄県民に押しつけてきましたが、県民はこれを一貫して拒否してきました。
 安倍政権になってから特に激しく圧力をかけ、仲井真知事は県民を裏切り、新基地推進
に転じました。
 基地を作らせるか否か、知事選挙はまさに天王山のたたかいです。だからこそ自民党・安倍政権は知事選に全力を注いでいます。
 同時に、オナガさんが勝てば、集団的自衛権行使容認、原発推進、消費税大増税など暴走を続ける安倍政権を退陣させる大きな力になります。

 オナガさんは元自民党沖縄県連幹事長でもあります。
 新基地を絶対に許さないために多くの方々が保守・革新の枠を超えて「オール沖縄」で大同団結しました。
 本当に壮大なたたかいになっているようです。1日の演説会には1万5千人もの人が集まり、俳優の菅原文太さんも応援にかけつけました。

 
 追いつめられた仲井真陣営と自民党は、政策を語らず「共産主導の県政にするな」という反共宣伝に終始しているといいます。

 これにたいしオナガさんは、「これ以上の基地押しつけを許さないとの思いは、保守・革新を超えたウチナー(沖縄)のチムグクル(深い思い)を大切にするアイデンティティー(主体性)の大きな流れだ」と反撃していると、4日付の「しんぶん赤旗」に出ていました。
 オナガさんはまた、「沖縄にこれ以上の基地押し付けは許すことができない。これはイデオロギーの問題ではない」「私がそういうと『おまえは共産党か』と言われるが、そうではない。保守は保守でも、私は沖縄の保守だ。そして、共産党も私たちもウチナーのアイデンティティーで、基地はいらないということでは同じなんです」と語っています。すばらしい!

 選挙は激烈な総力戦で、どうなるか全く予断を許さないそうです。

 「沖縄は屈しない」という県民の皆さんの心意気にこたえ、私も本土からできる限り支援したいと思います。

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