2013年12月27日金曜日

行革特別委員会で意見表明。桐月一邦議員に対し辞職勧告を行うことを議長に申し入れ

 今日午前中は、行革特別委員会で第三次県「行革」第一次案に対する、意見表明を行いました。
与えられた時間は15分。与党会派自民・民主・公明が25分であるのに対し、交渉会派でないからと今月初めの理事会で15分と決められました。不当です。20日に行った質疑も、午前午後ともたった10分間で、数問しかできませんでしたが、その時間で答弁として引き出すものを考えて、がんばりました。
 

 意見の内容自体は長文なので、別枠でまた掲載します。アップしたらお知らせします。
 
行革特別委員会で日本共産党の意見を表明

 
 

 午後は、垂水区選出の元自民党県議でセクハラ行為により新聞沙汰になった、桐月一邦議員に対する議員辞職勧告を提案する申し入れを石堂則本議長に行いました。
 全文は以下の通りです。
 
 
「桐月一邦議員の辞職勧告決議を求める申し入れ
『貴職におかれては、兵庫県議会の円滑な運営のため、ご尽力いただいていることに心から敬意を表します。
さて、桐月一邦議員のセクハラ発言と行為について、報道で知った女性や県民から、大きな怒りと批判が広がっています。
報道によると、桐月議員は10月、自民党議員団の懇談会で「女性は金で買うもの」「1万円でどうや」などと発言し、同議員団の女性議員に抱きつくなどのセクハラ行為をしたと報じられています。
この報道が事実とすれば、全女性に対する蔑視であり、女性の人権を蹂躙する重大な問題で、そもそも、兵庫県議会議員としての資格を問われるものであります。
同時に、県民は、本件に対する兵庫県議会としての対応についても注視をしています。
よって、兵庫県議会として、事実を確認し、女性の人権を尊重し、それを蹂躙することを許さない姿勢を明確にするためにも、桐月一邦議員に対し、辞職勧告決議を行うよう求めるものです』        


 受け取った石堂議長は、「これは、まず、事実です。本人が酔って覚えていない」「訴訟ものです。申し入れの趣旨は、おっしゃる通りだと思う。1月の代表者会にかける」とのことです。
 ぜひ、議会の威信をかけて自民、民主、公明など各会派は、賛同して頂きたいと思います。

                                        


2013年12月20日金曜日

中国防空圏撤回求める決議採択 日本共産党が提案

 兵庫県議会本会議で13日、「中国による防空識別圏設定に抗議する決議」が全会一致で採択されました(^o^)/。

 私ども日本共産党県議団が提案したものです。自民党も案を出してきて、調整・協議の結果、共産党案の内容がほぼ生かされて、採択されました。重要な成果です。

 同決議は、今回の防空識別圏は「歴史的にも国際法上も日本の領土である尖閣諸島の領空」を含み、「軍事的緊張を高める」と指摘。また「公海上空における飛行の自由の原則を不当に侵害するもの」だとして、「国際社会の平和と安定を強く損なう」と警告しています。
 県議会として中国に防空識別圏設定の撤回を求めるとともに、日本政府にたいし、「撤回が実現するよう毅然とした態度で外交交渉を行うことを強く求める」としています。

一刻も早く解決させましょう。

 日本共産党中央委員会の見解はこちらです。

2013年12月11日水曜日

みんなの党分裂

 みんなの党の江田憲司前幹事長ら14人の国会議員が9日、離党表明しました。
 衆参議員35人中の4割に当たり、同党は結党4年目で分裂することになります。

 江田氏は、秘密保護法案などをめぐって渡辺喜美代表が自民党にすり寄ったことを離党の理由に挙げていますが、もともとみんなの党が維新や民主の一部と合体する「野党再編」を主張してきた人ですから、いいチャンスだと思ったのでしょう。

 年内に新党をつくるそうですが、これは各方面から指摘されているよう政党助成金目当てにほかなりません。年内に結成すれば政党助成金をもらえますから。
 その新党も、「野党再編」(維新などとの合体)のときは消滅します。

 日本維新の会の橋下徹共同代表は、敗北した参院選後、「野党再編が必要。維新にこだわらない」とくり返し発言し、今回の江田氏の行動も大歓迎し、「志を同じくする者で1つの巨大な塊をつくっていく。(2015年4月の)統一地方選は1つの党で戦わなくては。1つの政党にするのであれば、日本維新の会という名前を掲げていたら江田さんも納得しない」と維新を解党する方向を語っています。

 江田氏の行動は、こうした流れに沿ったものです。さっそく10日、みんな離党組と維新、民主の議員が「既得権益を打破する会」という勉強会を発足させました。
 しかし、アメリカと財界の利益最優先という最大の既得権益には指一本手をつけようとしません。

 
 兵庫県、神戸出身のみんなの党衆院議員2人も江田氏に同調しているので、同党の神戸市議団や県会議員も足並みを揃えて衣替えするかもしれません。

 みんなの党にしろ維新にしろ、自民党の補完勢力であることがすでに明らかになっています。江田氏にしても政策はみんなの党と何ら変わりませんし、秘密保護法も「保護法制自体は、われわれはみな賛成」(9日)という立場です。
 要するに、維新やみんなの党など「第3極」が凋落しているなかで、外見だけ新しくして巻き返そうというのが「野党再編」です。いいかえれば補完勢力内部の離合集散、野合にすぎません。
 そして、「野党再編」後の新党は恐らく橋下氏が「顔」になるのでしょう。そこには、「ここなら議員になれそうだ」と思う人たちがまた寄ってくるかもしれません。

 しかしいずれにせよ、国民の声や願いから遠く離れた所での動きです。
 自民党政治を変える力が全くない、すっかり色あせた「第3極」づくり、新党づくりの焼き直しだと思います。


 「みんな」離党問題 市田書記局長が見解

2013年12月8日日曜日

秘密保護法成立。撤廃へ新たなたたかい

 稀代の悪法といわれる特定秘密保護法が6日深夜、成立しました。

 政府が恣意的に「特定秘密」だと定めた分野は、市民が知ろうとするのはもちろん、無意識に接近しても厳罰に処せられるというもの。しかも、何が秘密かも秘密。
 いまでも、原発の汚染水問題などの重要な情報は隠されてきました。これが当たり前になるだけでなく、知ろうとするだけで処罰される。知る権利も基本的人権も民主主義もあったものじゃない。まるでどこかの国のようです。

 日本に軍事の「秘密保護」を求めるアメリカの要求でつくられたものであり、戦前、戦争遂行のためにできた国防保安法とほぼ同じ内容です。アメリカとともに「海外で戦争する国」になるための法律にほかなりません。「戦争前夜だ」という世論が起きたのは当然です。

 
 作家、映画監督、著名なニュースキャスターから芸能人までが反対の声を上げて立ち上がり、大半の新聞が反対の論陣を張りました。国会には連日デモの波が押し寄せ、これまでこういった運動をしたことがない人たちが大勢参加しました。
 私もデモに何度も参加し、毎日のように宣伝しましたが、市民のみなさんががどんどん声をあげる状況を実感しました。神戸のデモは兵庫県弁護士会が協賛団体となり、集会では弁護士会の副会長さんが兵庫労連の議長と一緒に訴えるという、かつてない状況が生まれました。

 法案を推進した自民党、公明党とともに、「修正」で成立に手を貸し、「自民党の補完勢力」といわれた日本維新の会とみんなの党の責任も免れません。民主党は参院本会議で最後、討論を放棄して退席しました。
 共産党だけが堂々と反対討論した光景は決して忘れられません。まさに自共対決でした。

 そして、どの世論調査でも秘密保護法に賛成は2割程度で、早期成立を求める人など皆無に等しい世論に挑戦するように強行成立させた安部政権は、いよいよ凋落が始まったと言っていいでしょう。志位さんが言うように「安部政権の終わりの始まり」です。

 さあ、これからは憲法違反の秘密保護法の撤廃をめざすたたかいです。すでにそのとりくみが各地で起きています。
 発揮された国民の民主主義のエネルギーに確信を持って、私も進んでいきたいと思います。

秘密保護法の危険性を知らせる宣伝。日本共産党県委員会の
松田書記長、味口市議らとともに=11月28日、神戸市元町