2013年2月24日日曜日

ママたちの声が動かした

 東京都杉並区で22日、認可保育所の受入れ枠拡大などで保育定員の200人拡大が決まりました。

 これを実現した力が、保育所に入れないお母さんたちでつくる「保育園ふやし隊@杉並」の運動であることが、話題を呼んでいます。

<朝日新聞>
 認可保育園に入れず意義申し立て 東京杉並の母親60人
 「産むなというのか」 待機児童の親ら 異議申し立て

<しんぶん赤旗>
 母親の声 入所枠広げる 東京・杉並 保育園受け入れ200人増

 とても頼もしく、うれしい話です。多くの若いママたちも励まされたのではないでしょうか。

 同時に定員増といっても、既存保育所への詰め込みと保育の質が問題視される小規模保育の活用です。認可保育所を抜本的に増設しなければ、待機児童問題の根本的な解決はないと痛感します。

 私も頑張ろうと、大いに励まされました。
 

2013年2月13日水曜日

中学校給食署名・一言カード

 一昨日から本当に寒いですね。

 2/11は、まず支部の方と住吉本町を署名(原発ゼロ、消費税増税中止)訪問。7人を3組に分かれ行きました。
 私のチームは46軒でしたがお留守も多くあまりお話しできませんでしたが、なかには訪問時に「もう署名書いて投函しましたよ」という方や、赤ちゃんがいる若いお母さんが「今から出かけるので預かります」と言ってくださったりしました。
 「しんぶん赤旗」は残念ながら増えませんでしたが・・・。

 その後15時から、住吉駅駐車場への通路で中学校給食の署名活動。
 松本のり子市会議員、中学校給食を実現する東灘区の会の皆さんと署名を訴えました。16時からは、昨年の総選挙で候補者として闘ったつつい哲二郎さんも11日定例宣伝の日として合流しました。
 第五回検討会を受けて〝神戸市中学校給食実施へ〟などの2月上旬の各紙いっせい報道が影響して「中学校給食決まったんじゃないんですか」と何人かから聞かれました。
 それに対して、中学校給食導入が確実になったこと、来年度は調査費も付いて実施方法を検討すること、財政を理由に自校調理方式、親子方式(小学校で作り中学校に運んでくる)は検討対象から除かれていること、市教委は家庭弁当か業者弁当給食かを選ぶ「選択制」も検討していること、これは大半の親が意に反して家庭弁当を選ばざるをえないものであることなどを話し、「それなら」とみなさん署名してくれました。

 この日は持ってくるのを忘れましたが、いま署名と合わせて、検討会の委員さんと市長あてに一人ひとりの声を届ける「一言カード」も集めています。「市長への手紙」として出しますので、住所・氏名を書けば返事がきます。
 
 「小学校と同じように、全員が同じものを食べることで食育にもつながっていくと思います。生徒同士の中で、学校が用意したのを食べる子とお弁当を食べる子、区別するきっかけをつくるのは反対です」
 「九州出身なので給食があるのが当たり前でした。神戸市はないと聞いてびっくりしました。ぜひ中学校も小学校のような給食にしてほしいです」
 ・・・など様々な声が寄せられています。

 みなさんの生の声を届けてみませんか。

こんな感じで一人ひとりに書いてもらっています。

2013年2月7日木曜日

ついに中学校給食導入へ 

 1月29日の「神戸市立中学校の昼食のあり方検討会」で、「意見のまとめ」素案が出され、だされ、そこでは食育、困窮対策、健康増進、子育て支援、男女共同参画の5つの面から給食の意義をのべたうえで「給食導入が望ましい」と結論づけました。 
 
 これは市教委がつくっている文書なので、中学校給食実施は確実になったといっていいでしょう。各新聞も書きたてています。

「中学で給食導入へ/神戸市」(朝日新聞デジタル)、
「中学校給食導入めぐり意見相次ぐ 神戸市会」(神戸新聞ネクスト)、
「神戸市、中学校給食導入へ 『デリバリー』か『センター』方式検討」(産経新聞)、
「神戸市立中 給食導入へ 市教委 新年度予算案に調査費」(読売新聞)

 長らく「愛情のこもった家庭弁当が一番いい」という「愛情弁当論」に固執していた神戸市の姿勢をとうとう変えたものです。子育て世代、市民の声と運動が動かしました!

 私も県議選に立候補を決めた2010年から特に強く訴え、幼稚園・保育所前、スーパー前、駅頭などで署名を集め、県議選後もずっと署名を集めてきました。署名は全市的にとりくまれ、いま7万筆まで達しています。


  そして、これからは給食の実施方式をどうするかが、大きな焦点になります。実施時期は明示されていませんが、充実した給食を早く実施してもらわないといけません。

 「意見のまとめ」素案は、「食育の観点からは全員喫食が望ましい」とする一方、「選択制の余地も否定できない」とのべています。
 この選択制は市教委が有力な案にしていて、給食か家庭弁当かを選ぶもので、そのためクラスが給食と家庭弁当の生徒に分かれます。
 これを実施している自治体では、ほとんどがデリバリー弁当(業者弁当)給食と家庭弁当との選択制です。どこでも「冷たくておいしくない」と不評で、親は「家庭弁当を作らないと子どもへの愛情が少ないと見られかねない」と、大半が家庭弁当を選択。給食を選ぶ親子は肩身の狭い思いをします。
 姫路市では業者弁当給食の選択はわずか1割台。大半の親が給食を望んでいるのに、家庭弁当を選ばざるをえないのが選択制です。
 これで給食といえるでしょうか。名前は給食ですが、実態は別物。ほとんど誰も利用しない現行の弁当販売制度と変わりません。必ず避けて、当たり前の全員給食にするために、大きな声を上げるときです。
 
 また、自校調理方式と親子方式(小学校で調理して中学校に運ぶ)は費用が多額で「対象から外すことが現実的」と否定しています。

  検討会の委員の方々は誰もこんなことは言っていないのに、また自校方式は何人もの委員が推奨していたのに、市教委がこんな文章にしました。ひどい話です。

 地元食材で伝統食、季節食を作れるなど食育に最も適していて、作り手と交流でき、アレルギー対応も最も優れていて、何よりも作りたて、熱々でおいしいのが自校方式です。
 「お金がない」というのは眉つばものです。自校方式は調理室の整備など初期投資が143億円もあって多額だといいますが、建設事業は10年20年の長期分割支払いが普通。毎年の支出は数億円です。それくらいの財源は十分あります。それに来年度は、神戸の活力の創造と発展を図るために137億円の政策的経費が確保されています。
  トップ(この場合市長)の決断一つで、簡単にできるんです。

  みんなで食べる温かい給食、自校方式など充実した給食の実現へ、力を合わせて頑張りましょう。


活動の合間に30分間署名を集めました。
右は西ただす市議=1月30日、阪神御影駅前


配膳室や調理室のスペースがあるか各中学校を視察して
調べています。写真は住吉中学校=2月5日