2012年10月1日月曜日

こども病院連絡会が発足

 小児・周産期医療の拠点病院、兵庫県立こども病院(神戸市須磨区)のポートアイランド移転計画にたいし、「県立こども病院のポーアイ移転計画を撤回させ周産期医療の拡充を求める会」(略称・こども病院連絡会)が26日に、結成されました。

 中央区の私学会館で結成総会が開かれ、山下芳生日本共産党参院議員が移転見直しを求め、厚生労働大臣が「ご指摘は重要。ご懸念のないように検討する」と答弁した国会質問のDVDが上映され、中川和彦事務局長が経過報告しました。
 中川さんは、沿岸地のポーアイでは東南海地震・津波が起きれば基幹病院の役割を果たせないなどの危険性を話し、計画撤回へ10月29日までに第1次分署名5万人以上を集めることや賛同者を広げることを訴えました。

 参加者の人たちから、「『子どもがこども病院で緊急手術したが、ポーアイでは遠くて間に合わない』と若い母親から不安の声が上がっている」(新日本婦人の会の方)、「危ない所に移転なんて、なぜ子どもの命を守ろうとしないのか」(心臓病の子どもを守る会の方)、「人工呼吸器を離せない子どもは遠いポーアイまで行くのは難しい」(養護学校の職員の方)と、切実な発言が次つぎとありました。
 兵庫県保険医協会の理事長で小児科医の池内春樹先生は、「県の姿勢を変えるため私は50万人の署名を提案したい」と力強く発言されました。

 私も発言し、「(隣接する)中央市民病院と連携できるメリットがある」という県の議論の根拠のなさを示し、「ポーアイの空き地を埋めるための移転ありきの計画だ」と指摘しました。
 まともな検討もせず県当局の言うことに賛同するだけの自民、民主、公明のオール与党の姿も報告しました。

 本格的に運動をすすめる体制ができました。
 医師会も移転撤回の姿勢で頑張り続けています。頑張りましょう!

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