2012年12月31日月曜日

お餅つき

23日、住吉のわいわいフェスタで

 いよいよ今年も終わり、大晦日ですね。

 遅くなりましたが、12月22日は11時頃から東神戸病院のお餅つき。雨が止みいい天気に。
 何度かつかせていただき、合い取りも。合い取りは難しいですが、スリルがあって面白いですね。
 朝早くから皆さん、お疲れ様でした(^^)d。

 午後は、中学校給食を実現する須磨区の会1万筆達成のつどいに呼んでいただき、行ってきました。
 中学校給食に対する県の姿勢、これまでの議会でのやりとりなどを紹介しました。ちょうど東灘区の会も1万筆達成したところで、エール交換となりました。お祝いの会ということで、持ち寄りの手作り料理が振る舞われ、おいしかったです。ありがとうございました。

 その後は、東神戸医療互助組合理事会と忘年会。

 次の日12月23日は、午前中、深江地域で「しんぶん赤旗」の購読をお願いする訪問。
 午後、住吉のわいわいフェスタ。震災後始まったおまつりです。いつもですが、大盛況です。 舞台、模擬店、互助組合の健康チェックなど、内容も充実。

 お餅つきもしていて、やっぱりさせていただきました。
 はじめはついたのですが、合い取りをしたくなって、お願いしてさせてもらいました(^o^;)。 「つき手の懐に入るように」とアドバイスをもらい、それを意識しました。


 今年も多くの方にご支援いただき、本当に感謝です!

 皆さん、どうぞよいお年をお迎えください(^_^)

2012年12月29日土曜日

1票の行方

 日本未来の党が「生活の党」に名前が変わり、代表の嘉田由紀子滋賀県知事が離党して小沢氏系の森裕子参院議員が新代表になったそうです。

 1カ月前に「卒原発」を掲げて華々しく結党し、メディアに持ち上げられてきた未来の党でしたが、あっという間に終焉を迎えました。

 嘉田さんは財界の圧力の前に5月に大飯原発再稼働を容認し、結党後も「原発再稼働はありうる」と発言していたので「卒原発」といっても大分怪しかったのですが、それはさておいて。

 問題は、未来の党に投票した方々のことです。
 結党直後、「やっと脱原発で投票できる政党が生まれた」と喜ぶ女性の声が新聞に出ていました。(共産党が視野に入っていないという点では、私たちにとっては残念な声ですが)
 〝脱原発の旗手〟といった感じでメディアが報道した影響ですが、同じように期待した有権者は多くいました。比例代表で342万人が投票しました。

 しかしその期待は、いとも簡単に裏切られました。「1票を返せ」という声が出ているそうです。
 原発ゼロなどの願いを託した多くの方々の気持ちを考えると、とても、とても悲しく思います。

 この党の人たちは、そういうことを考えないんでしょうか。主導権争いばかりで。

 共産党は選挙中、「1年後、半年後に、存在しているかわからないような政党、どの党にいるかわからないよう候補者に1票を託せるでしょうか」「日本共産党は戦前から国民のために頑張りぬいた党、ブレない党です。託された1票が行方不明になることは絶対にありません」と訴えました。

 半年どころか選挙後10日余りでなくなったわけですが、未来の党に期待を寄せた方々の脱原発などの願いと無念の思いを受け継いで、私たちは頑張らなくてはと改めて決意しています。

2012年12月21日金曜日

虚構の自民「圧勝」

 総選挙で驚いたのは、自民党が今回、惨敗して政権を失った前回(2009年)よりもさらに票を比例で219万票、小選挙区で166万票も減らしたのに、議席は前回の119議席から175も増やして294議席を得たことです。

 これは、投票率が下がったもとで、選挙区で1人しか当選しないため他の党の候補より少しでも票が多ければ議席を占め、全体では「総取り」となる小選挙区制のためです。今回、小選挙区では4割の得票で8割の議席を占めたといわれています。

 得票数(比例)だけで議席を配分すれば、自民党は133議席、共産党は約30議席になります。
 つまり小選挙区制では民意は反映しません。総選挙後、見直しが必要との声がいっせいに上がっているのは当然です。

  民主党は前回から251議席も減る大敗。いうまでもなく、民主党政権が国民の期待を裏切ったことへの有権者の怒りと失望の表れです。

 では、前回民主党に入った票は今回どこに行ったか。
 「民主がダメだから自民に消極的支持が集まった」という議論がありますが、これは不正確です。大ざっぱにいうと、自民党も票を減らしているので自民党に行ったわけではない。棄権したのと維新など他党に流れたわけです。
 要するに、自民も票を減らしたが民主がもっと激しく減らしたため、相対的に第1党となった自民が小選挙区制のマジックによって「圧勝」したということです。

 いずれにせよ、自民党に期待が集まったわけではありません。安倍さん自身も認めています。
 ましてや、原発推進、消費税アップ、憲法9条を変えて海外で戦争できるようにするといった自民党の政策や立場が、国民に支持されたのでは決してありません。これらの問題での民意は自民党の主張とは全く違います。

  再び自公政権に戻りますが、前回とは大きく違って国民の期待が薄い政権交代です。実行する政策も財界・アメリカの利益に忠実なものばかりですから、早晩国民から見離されて政権はゆきづまるでしょう。

 選挙後さっそく、安倍さんは「憲法改定で維新、みんなの党と連携できる」と改憲へふみだす発言をしました。新たなたたかいが始まります。

2012年12月20日木曜日

総選挙結果

 16日に総選挙がありました。

<結果>
 自民党  294議席(小選挙区237、比例代表57)
 民主党   57議席(小選挙区27、比例30)
 日本維新の会54議席(小選挙区14、比例40)
 公明党   31議席(小選挙区9、比例22)
 みんなの党 18議席(小選挙区4、比例14)
 日本未来の党 9議席(小選挙区2、比例7)
 日本共産党  8議席(比例8)
 社民党    2議席(小選挙区1、比例1)
 国民新党   1議席(小選挙区1)
 新党大地   1議席(比例1)
 諸派・無所属 5議席(小選挙区5)

 日本共産党を支持していただいた皆様に、心から感謝申し上げます。

 残念ながら1減の8議席でした。ご期待に添えず、申し訳ありませんでした。

 ただこの結果は、小選挙区制のため民意とはかけ離れたものです。得票数(比例)で議席を配分すれば、自民党は133議席に過ぎず、逆に共産党は約30議席になります。このあたりは次回の記事で述べます。
  
 結果についての中央委員会の声明はこちらです。

 詳しい総括はこれからですが、消費税増税ストップ、消費税に頼らない道があること、全原発を停止したまま廃炉の作業に入る即時原発ゼロ、憲法改悪を絶対に許さない、TPP参加反対などの政策とともに、長年のアメリカいいなり・財界中心の政治を変える本物の改革の党、戦前からどんな弾圧があっても国民を絶対に裏切らないブレない党であること――などを訴え、伝わった人たちには大きな共感を得られました。
 私自身の実感です。

 ところが、メディアの報道は「自民と民主と第3極(維新とみんなの党と未来の党のこと)の争い」というものばかりでした。これを徹底して煽り立てました。
 小泉ブーム、マニュフェスト選挙、郵政選挙、政権交代…常にメディアが「争点」を作り、大事な情報が国民に伝わらず、メディアの報道に左右されるのが当たり前になっています。

 特に関西では、テレビをつけると橋下さんが出てこない日はないという、橋下氏と維新を煽りに煽る報道が大分以前から続けられたため、「橋下人気」がつくられていました。
 全国的にはそれほどでもなかった維新が、近畿ブロックの比例票で1位になったのはこのためです。

 そして共産党は完全に黙殺。支持率はみんなの党や未来より低いわけでもないのに、また重要争点で「消費税に頼らない別の道」「改憲は絶対許さない」と他党にはない注目されるべき政策・主張を掲げていたにもかかわらず、自民、民主、維新、みんな、未来は報道して共産党はほとんど報道されませんでした。こうして有権者の選択肢に入らない状況が作り出されました。
 共産党の場合いつもそうといえばそうですが、今回の黙殺ぶりは特にひどいものでした。 

 自力で党の姿を伝えていくしかないもとで、私たちも大分奮闘しましたが、「橋下人気」が作られメディアの悪影響が最もあった近畿ブロックで1議席減りました。伝わったところでは大きな反響があっただけに、私たちの力が足りなかったと思います。

 それでもこの悪条件のなか、同じ全国選挙である2年前の参院選と比べて比例得票数、得票率とも少しアップしました。近畿以外では、参院選比でほぼ前進し、議席も維持しました。
 私のところに「よく踏みとどまった」という有権者の声が寄せられました。巻き返しへの1歩となったかなと思います。

 悔しい結果でしたが、次は来年7月の参院選です。その前に県知事選もあります。今回のたたかいをしっかりと分析・総括し、勝利できる力をつけなくては、と思います。