2012年8月12日日曜日

消費税増税法案成立

   残念ながら、10日に消費税増税法案が成立しました。

 消費税率を10%にして、生活はもちろん、経済も財政も壊してしまう大変な大増税ですが、実施は2014年の4月からです。

 たたかいはこれからです。実施を許さないために頑張ります。

 それにしても、マニフェストで消費税は上げないと公約していた民主党も、増税するなら総選挙で国民の信を問うのが先だと主張していた自民党も、消費税増税を強く求める財界の圧力の前にあっさりと態度を変えました。

 財界いいなりでない日本共産党が伸びなくてはいけないときです。

 こちらもご覧ください。
 ・民自公が法案成立を強行/消費税大増税の実施許すな
 ・たたかいはこれから/消費税増税法案成立で志位委員長が会見

2012年8月11日土曜日

中川防災担当大臣と面談

   借り上げ住宅問題で7月30日、4人の入居者、1人のオーナー、支援者の人たちとともに上京し、中川正春防災担当大臣に直接要請しました。

 兵庫県や神戸市から退去を迫られ、苦しみを強いられている実態を入居者自ら中川大臣に直接訴えたものです。
 日本共産党の山下芳生参院議員の尽力で実現し、堀内照文衆院近畿ブロック比例候補と、議員では味口俊之、大瓦鈴子神戸市議と私が同行しました。

 大臣との主なやりとりは赤旗記事参照

 私も、高齢者・障害者など転居困難な人は継続入居を県が検討していると新聞で報道されたこと、しかし県は入居者に「住み替えてもらう」という説明を続けていることを紹介して、「住民のみなさんはとても不安に思っています。県のかたくなな態度は変わっていません。解決へ、ぜひ国から力を貸して下さい」と大臣に訴えました。

 入居者の方々の切々とした訴えが、中川大臣の胸に響いたのでしょう。この問題は継続入居を含めたいくつかの選択肢があるとして、「県や市に継続かどうか考えてもらう」「柔軟な対応が必要」「時間をかけず結論を出したい」と重要な回答がありました。
 行った甲斐がありました。

 私たち共産党議員にたいしても、「地元の議会でしっかり頑張ってください」と激励までしてくれました。

 この面談の成果を大きな武器にして、県に迫っていきたいと思います。


手前右が中川防災担当大臣。(私、奥に座っています。目をつぶっていますが)

2012年8月7日火曜日

借り上げ住宅の入居者の方々と懇談会

   7月28日、借り上げ復興公営住宅に入居されているみなさんと日本共産党との懇談会が長田区の新長田勤労センターでありました。共産党神戸市議団の主催。

 神戸市内の借り上げ住宅の入居者の方々ら120人が参加され、西宮市の借り上げ住宅の方も参加されていました。


120人も参加され、盛況でした。


 山下芳生参院議員がかけつけ、森本真、大かわら鈴子神戸市議、そして私も報告しました。

 山下議員は、6月20日の参院災害対策特別委で借り上げ住宅追い出し問題を取り上げたことを報告しました。
 ▽被災者向けの借り上げ公営住宅というのは国の制度であること▽「期限だから」と高齢者や障害者を追い出すのは人道上許されない問題▽こんなことを許したら東日本の被災者も20年後に同じ目に遭う―と迫り、政府側が、再契約による借り上げ継続や買い上げなど継続入居の方法があることや、「住み慣れた地域で暮らしたいという思いは十分理解できる」(大臣)など重要な答弁をしたことを紹介。
 日本共産党は一貫して被災者の生活再建に奮闘してきたことを話し、「いま頑張りどころ。壁を動かしたい」とのべ、大きな拍手に包まれました。


報告する参議院議員の山下さん。


 うーん。いいお話でした。
 参加していた借り上げ住宅の方からも「追い出されると思って回りの人と死のうかと話していましたが、とても元気が出ました。きてよかった」という声があったそうです。

  
 会場からは、「神戸市の担当者は『決して悪いようにはしません。追い出すようなことはありません』と何度も説明したのに、いま追い出そうとしている」と告発する発言がありました。

 私は、世論と運動の高まりで県当局も「障害者や高齢者など一部の入居者については継続入居が認める方向」と報道されていることなどをのべ、みなさんの声が県や市を動かしていることに確信を持って運動をすすめましょう、と短時間お話しました。

 次回の記事で、この問題で入居者の方と上京して、中川防災担当大臣と面談したことをご報告いたします。

懇談会では私もお話ししました。

2012年8月5日日曜日

中学校昼食の検討会

   7月31日、「第3回神戸市中学校の昼食のあり方検討会」があり、傍聴に行きました。

 神戸市当局が出してきた、給食の各方式のメリット・デメリットをまとめた表が、あまりにも、「選択制」(家庭弁当か給食かを選ぶため、クラスが家庭弁当の生徒と給食の生徒に分かれる)と、弁当箱で提供するデリバリー方式の給食に誘導的なまとめ方で、これはひどいと驚きました。

 私も視察に行きましたが、家庭弁当を持ってくるか、デリバリー弁当給食を注文するかを選択する方式を導入した姫路市の実態を視察すべきだと思いました。
 「冷えていて美味しくない」「男の子はデリバリー弁当だけでは足らないので、おにぎりやおかずを持たせることもあり、給食の意味がないので弁当注文をやめた」など、子ども・保護者に不評です。
 デリバリー弁当給食の注文率は10%台です。給食としての体をなしておらず、姫路市教育委員会は見直しを始めています。

 「今から給食をするんだったら、この方式(選択制のデリバリー弁当)は絶対にやめた方がいい」と姫路市で子育てしている知人が言っていました。

 同時に、「中学校には空調の整備など他にもする事がある。財政が厳しいなか優先順位を見極めないといけない」という議論も出ました。
 これは最近、神戸市教育委員会から持ち出されている、中学校給食導入否定論の一つです。
 あれかこれかではなく、教育や子どもの未来に必要なお金をかけるのは当然の事です。全国では8割以上が中学校給食を実施していて、神戸市が決定的に遅れているわけですから。

 検討会の資料にも抜粋を載せていた学校給食法の精神に則って、選択制のデリバリー弁当ではなく、全員が食べる充実した給食の実現が求められます。