2011年8月27日土曜日

中学校給食実現の東灘区の会結成

 8/21(日)には、中学校給食を実現する東灘区の会の結成総会がありました。記念講演は料理研究家の坂本廣子先生。朝から雨模様で集まりを心配しましたが、約40人の方が集まってくださいました。
左から松本のり子市会議員、私、西ただす市会議員

 署名運動の呼び掛け人、参加団体などを確認したあと、私からは簡単に、学校給食の変遷、県の中学校給食に対しての姿勢、選択制でなく全員が食べる給食の実現などを、市会議員の松本のり子さんからはこの会が行われるまでの経過、市会の文教経済委員会でのやりとりなどをそれぞれ話し、そして交流しました。
 

 中学生を持つ保護者からは、「ずっと神戸で育ってきたから、給食がないのも当たり前と思っていたけど、他の市町でこんなにしていたとは・・・。絶対実現したい」、「必死に毎日お弁当を作っているけど、腐らないもの、食べやすいものにしようとすると、どうしても偏る。冷凍食品が常にないと不安になる」。中には「毎日メロンパン1つだけ持ってきている子がいる」と切実な実態も出されました。
 
 坂本先生の講演も、視野が広がる大変興味深い話でした。成長期の子どもの発達(特に脳)にとって、必要な栄養素を摂ることは決定的。そして食育の観点から言えば、学校の給食は食文化の継承をも担うという今日的な意義もある。これらの理由から、義務教育の間は学校給食が欠かせない、だから神戸市は「お金がかかる」とかケチくさいことを言わずに、未来の人材を育てる大事な事業にこそお金を使うべきだ、神戸空港なんかにお金をかけている場合ではない!!と力説されました。
 

 この坂本先生の講演に、いちいち納得しました。
 今後の運動の大きな力になりました!

2011年8月26日金曜日

放射能汚染

 また、間が空いてしまいました(ー_ー)!!今度は、パソコン?ブログ?の調子が悪く、作業できない日が続き、そうこうしているうちに、出張になってしまいました。
 
 少し古い話になりますが・・・、8/16に所属の健康福祉常任委員会がありました。放射能汚染された腐葉土・培養土が神戸にも流通していた問題をとりあげました。その 何日か前に、議会の日本共産党控室の私宛に手紙が届いていました。
 差出人は「子供たちを守る母親・女性の会(仮称)」で、放射能汚染されている土が販売・流通していることについて、微量の放射線でも幼い子ども達には危険なので、販売地域などを行政が調査し、情報の開示などを求める内容です。
 私は、行政はこの声に応えなければいけないと思いました。
 
 委員会では、この手紙の内容を紹介したうえで、8/11に出された日本共産党の提言「福島原発による放射能汚染から子どもと国民の健康を守る対策」を引用しながら、兵庫県として独自の検査体制の確立、「被ばく量は少なければ少ないほどいい」という放射線防護の大原則に立って放射能汚染しているものを流通させないシステムの構築をと求めました。

 県は、多核種を精度よく分析できる検査機器(ゲルマニウム半導体検出器)を発注しているが注文が殺到していて、入荷されるのが少し先になるとのこと。ぜひ、それを活用して、県民を被ばくにさらさないようにシステムの構築をと再度訴えました。

  自民・民主・公明はそれぞれ、「住民は騒いでいるけど、基準値を下回る、健康に影響がないと言っているんだから、県は率先して“大丈夫”だと宣伝すべきだ」と言いました。「安全神話」に浸かっていたら、なかなか転換することができないんだなと改めて思いました。

2011年8月1日月曜日

中学校給食実現署名 スタート集会

 またも記事にするのが大変遅くなりました。申し訳ありません。

 この間訴えている中学校給食ですが、神戸市でも実施をと、7月18日に長田区の勤労市民センターで、全市的な署名運動のスタート集会が開かれました!

 6月(だったと思う)に立ちあげられた「神戸の中学校完全給食を実現する会」が主催したもので、諸団体や個人・有志の人、お母さん方、日本共産党の議員など100人以上が参加し、熱気にあふれました。

 私も報告者の1人として、県議会の初質問で、全市・町での実施に県が責任を持ち、大阪府のように財政支援をすべきだと知事に迫ったことなどを紹介。
  東灘でとりくんでいる署名はすごい勢いで集まり、大反響であることも報告し、「神戸で中学校給食実現へ一緒に頑張りましょう」とのべました。

 金沢治美神戸市議は、教育委員会がアンケートを実施するなど行政を動かしつつあると強調し、「教育委員会は決断を迫られています。全市的に運動を広げたい」と報告しました。

 西宮、宝塚、明石、姫路、相生の市議の方々が、教育としての給食の意義やお弁当との選択制の問題点、各市の実情などについて発言されました。

 参加者の方々からは、
「当たり前に中学校で給食を食べてきて、神戸に来た途端、給食がないと聞いて、意味がわからなかった」
「炊きたてのご飯のおいしさをもっと子どもたちに体験してほしい」
「苦労しながら孫の弁当をつくる娘のためにも実現させたい」
と切実な声が上がりました。

 主催者を代表して堀之内照子元神戸市議が「神戸市も変化しつつある。この機会を逃さず取り組みたい。各区で会もつくり、賛同者を増やして署名を集めましょう」と運動を提起されました。

 みなさんの報告や発言はとても勉強になり、一段とやる気が高まりました。
 実現へ頑張りましょう! 


スタート集会で報告する私=7月18日